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40代おやじ(@40oyaji_en)です。
WHO=世界保健機関は23日、世界でうつ病に苦しむ人が2015年に推計で3億2200万人に増加したと発表し、早急な対策が必要だと警告しました。
WHOが23日に発表した報告書によりますと、世界でうつ病に苦しむ人は2015年に推計で3億2200万人に上り、2005年からおよそ18パーセント増加しました。
これは世界の全人口の4パーセントにあたり、WHOは、うつ病が世界的に一般的な精神疾患になりつつあると指摘しています。地域別には、アジア・太平洋地域で全体のおよそ48パーセントを占め、日本にはおよそ506万人いると推計しています。
また、うつ病は、男性より1.5倍、女性に多く見られ、年齢別では55歳から74歳の発症率が高いほか、15歳未満の子どもの発症も見られるということです。
このほか、WHOは、2015年の世界の自殺者は推計で78万8000人とし、そのうち、うつ病を死因とするのはおよそ1.5パーセントで、15歳から29歳の若年層の2番目の死因となっていると明らかにしました。
WHOは、うつ病は人々の生産性を失わせることなどから、1年あたり10億ドルの経済的損失を生じさせているとも指摘。
うつ病は治療や予防が可能だとした上で、早急な対策が必要だと警告し、発症が疑われる人々に対しては、信頼できる人に自分の症状を話すことを促しています。
